「杜のひろば」は、「百年の杜づくり」推進のために、仙台市の委託により公益財団法人仙台市公園緑地協会が運営するみどりの情報サイトです。

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2018年1月〜2月の園芸相談

仙台は太平洋側なので積雪は少なくなりますが、寒さはこれからが本番。露地の鉢植えはもちろん、地植えの植物でも寒さと乾燥による被害に注意しましょう。今月はこんな質問が届いています。

Question

Q-1

モッコウバラを鉢で育てていますが、何年も花が咲きません。

Q-2

シンビジウムの茎がいつの間にか伸びて蕾がついていました。花茎が横の方に伸びていますが、どうしたらよいのでしょうか?

Q-3

カトレアに、せっかくシース(花芽)が出たのに黒く枯れてしまいました。どうしたらよいのでしょうか?

Q-4

シクラメンが花も葉もグッタリしてしまいました。元にもどりますか?

Q-5

庭木の剪定は冬に行うと聞きました。伸びすぎたアジサイを今、剪定してもよいですか?

Q-6

キンモクセイがバサバサになってしまったのですが、枝の整理をしてもよいでしょうか?

Q-7

庭植えのつるバラが大きくなりすぎました。剪定は冬に行うと聞きましたが、短く切ってもよいのでしょうか?

Q-8

去年の12月に購入したポインセチアですが、これからの管理方法を教えてください。

Q-9

きれいに咲いているクリスマスローズを買いました。寒さに強いと聞いたので外に置いていたのですが、花がすぐに傷んでしまいました。戸外では寒すぎるのでしょうか?

Q-10

お祝いで頂いたコチョウランの花が見頃を過ぎました。針金のついた茎が5本立っていますが、これからどう管理すればよいのでしょうか?

Answer

A-1
モッコウバラ

モッコウバラは、ある程度大きな株に育てないと安定的に花を咲かせません。8号以上の大きな鉢まで生育させる必要があります。

また、株が大きくなっても咲かない場合は、剪定に問題があるかもしれません。モッコウバラは勢いのよい枝の細かく分枝した先端部分に花を咲かせるので、剪定は花後に行い、夏以降は不要な枝を除く程度に留めます。

A-2

シンビジウム(花茎)

シンビジウムの花茎

シンビジウム(花茎を立てた状態)

花茎を立てた状態

市販されているシンビジウムは、支柱を立てて見栄え良く整えられています。家庭で育てると花茎は自然に横方向に伸びるので、支柱を添えて花茎を立てる作業が必要です。花茎が折れやすいので、水やりから1週間〜10日おいて、ややしおれ気味の状態で花茎をゆっくり起こすとよいでしょう。根元の方から無理に曲げると折れやすいので、茎が短い場合は無理をせず、数日おきに伸びに合わせて誘引します。

A-3
カトレア

黒く枯れる場合、炭そ病の可能性があります。病気の発生には殺菌剤で対処するしかありませんが、原因としては寒さがあります。

冬の蘭展などでは冬〜春咲きの品種が販売されますが、これらは低温に弱いものが多く、花芽が出るのにも15℃程度の環境を必要とします。冬の保温が難しい場合は、やや寒さに強い秋咲きの品種を選ぶと作りやすいでしょう。

A-4
シクラメン

シクラメンの葉や花芽がグッタリとしおれてしまったときは、まず水切れを確認します。水切れの場合は、新聞紙で葉や花が上を向くようにクルッと巻き止めます。そのまま思い切って鉢の高さまで水を入れたバケツに浸けて吸水させると、数時間で回復します。

また、水が十分でも、室温が高い場所で育てている場合も同様の状態になります。人間には少し肌寒いくらいの気温(15℃〜20℃)が生育の適温です。

A-5
アジサイの冬芽

今の時期、アジサイの葉の落ちた節部分には来年の枝となる芽がついています。充実した芽から花の咲く枝が伸びますので、それを確認しながら高さを揃えるように剪定するとよいでしょう。太くなった古枝は元から間引き、若い枝に更新します。

また、暖冬の場合、すでに芽が展開していることもありますが、この芽は寒さで傷んでしまうので、まだ展開していない芽を残すようにします。

A-6
キンモクセイ

キンモクセイの剪定は春を待ってから行います。キンモクセイは常緑樹なので比較的寒さに弱く、この時期に選定すると調子を崩して残った葉が落ちることもあります。仙台では寒さが緩んでからの3月中旬、芽が伸びだす前に行うのがベストです。

なお、茂っているようなら間引き剪定も行います。一度に強く剪定すると枯れ枝が出ることもあるので、毎年形を整えるように刈り込むのがよいでしょう。

A-7
つるバラつるバラは、枝が古くなるとつるの伸びが悪くなり花数も少なくなります。古い枝は枝先から枝元まで見て、途中にある勢いよく伸びた新枝があればその上で切るとよいでしょう。残す枝数は、覆う面積や伸ばす位置により変わります。

A-8
ポインセチア

ポインセチアは冬に販売されますが、メキシコ原産で寒さに弱い常緑低木です。かなり日光を必要としますので、10℃以上を保てる室内の日当たりのよい場所で管理しましょう。春まで肥料は不要で、水は土の表面が乾いてから与えましょう。

5月になったら戸外に出せます。草丈を半分ほどに切り詰め、根も三分の一ほど整理して一回り大きな鉢に植え替えると大きく育ちます。戸外では置き肥をして、水も乾いたらたっぷり与え、秋までにしっかり育てましょう。

A-9
クリスマスローズ

クリスマスローズはキンポウゲ科の常緑多年草で、数種類が流通しており、早春はニゲル種やオリエンタリス種が多く出回っています。本来の開花は春ですが、園芸店に並ぶものは室温で早く咲かせたものが多く、戸外の寒風にさらされると花や新芽が傷んでしまいます。暖かい日の日中は外に出せますが、夜間は室内に取り込む必要があります。

仙台市内では本来の開花期、3月になれば外に出したままでも大丈夫です。

A-10
コチョウラン

ギフト用のコチョウランは、5本立ちなら5株が寄せ植えされていることがほとんどです。寄せ植えのまま栽培すると株それぞれの乾き具合が異なるため、根腐れを起こしやすくなります。鉢の表面の水ゴケを除けると1株づつに分けられますので、それぞれの支柱を外し、花茎を三分の一ほどに切り詰めておきましょう。

暖かくなってからそれぞれ必要に応じて植え替えを行います。

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