2025年3月〜4月の園芸相談
桃の節句がすぎると、窓越しの日光は暖かく、室内はすっかり春の陽気です。寒の戻りはありますが、4月ともなれば、桜が咲き始めます。気候が不安定な昨今、植物の生育は例年通りとは限りません。生育状況をチェックして、こまめな対応を心がけましょう。
今月はこんな質問が届いています。
Question
Q-1
鉢植えのクンシランを暖かい室内の窓辺で育てていたら、花茎が伸びずに葉の間の低い所で咲いてしまいました。肥料が足りなかったのでしょうか。
Q-2
鉢植えのアマリリスの花が終わりました。枯れた花と花茎は切りましたが、これからの管理はどのようにしたらよいですか。
Q-3
秋から室内で育てていたコチョウランの株元から根が数本出てきて、鉢の外に10センチほど伸びています。切った方がよいのでしょうか。
Answer
A-1

クンシランの花芽は、前年の夏の間にできています。秋になり、一定期間の低温にあうと花茎が伸び始め、通常2〜4月ぐらいに室内で花を咲かせます。秋から初冬にかけて1ヵ月半ほど夜間が10〜5℃ぐらいになる暖房のない室内で管理するとよいでしょう。その後は暖かい部屋に置けば早目に開花します。冬の期間も、水は鉢土の表面が乾いたらたっぷり与えますが、肥料は春まで与えないでください。
A-2

アマリリスの管理のポイントは、球根を太らせることです。真夏以外は良く日に当て、葉は自然に枯れるまで切らずに育てておきます。5〜10月ごろまでの、葉が元気に育っている間は月に1回、置き肥を施します。晩秋に葉が枯れてきたら鉢のまま乾燥させ、春まで凍らない場所で保管します。 乾かさずに、秋から冬の間も暖かい室内で水を与えながら管理すると、2〜3月には花芽が伸びて、一足早く花を楽しめます。
A-3

コチョウランの根が鉢の外に長く伸びてくるということは、根が空気を求めているということです。植え込み材が古くなっていたり、根が混み合って過湿になっている可能性がありますので、鉢の状態を確認してみましょう。外に出た根は、そのままにしても特に問題ありません。次の植え替えのタイミングで鉢にいれるか、見苦しいほどに伸びた場合は、途中で切り詰めることも可能です。
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