「杜のひろば」は、「百年の杜づくり」推進のために、仙台市の委託により公益財団法人仙台市公園緑地協会が運営するみどりの情報サイトです。

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2018年5月〜6月の園芸相談

さわやかな気候の訪れとともに、樹木や宿根草など多くの植物が開花期に入る季節。気温の上昇とともに病気や害虫の発生も多くなります。今月はこんな質問が届いています。

Question

Q-1

母の日にミニバラの鉢植えをもらいました。年に何回も咲くそうですが、これからどのような管理をすればよいのでしょうか?

Q-2

キンモクセイの木が大きくなったので刈り込みたいのですが、切っても花は咲きますか?毎年花を見るためには、いつ頃剪定すればよいのでしょうか?

Q-3

クンシランの花が今年もきれいに咲きましたが、葉の向きがバラバラで不格好です。葉をきれいにそろえるには、どのようにすればよいのでしょうか?

Q-4

水に挿して根が出ているエンジェルストランペットをもらいました。このまま庭に植えても育ちますか?

Q-5

スイセンの葉ばかり茂ってあまり花が咲きませんでした。以前はたくさん咲いていたのですが、どうしたのでしょうか?

Q-6

キンギアナムが日光不足だと思って戸外に出したのですが、数日で葉が白っぽくなりました。このまま枯れてしまうのでしょうか?

Q-7

シンビジュームの花が一茎に数個しか咲きませんでした。たくさん咲かせる方法はないでしょうか?

Q-8

ゲッカビジンが咲きません。これから蕾をつけるのでしょうか?

Q-9

昨年、青いアジサイの鉢植えを地植えにしましたが、今年は買った年と花色が違ってきたようです。もとのきれいな青に戻せますか?

Q-10

バラの新芽やつぼみのついた枝が、先端近くで突然しおれてしまいました。どうしてでしょうか?

Answer

A-1
ミニバラ

四季咲き性のミニバラは咲き終わった花を順次摘み取り、花が終わったら元気な葉を3枚くらい残して切り詰めましょう。買ったままの鉢なら、このときに根鉢を崩さず一回り大きな鉢に植え替え、緩効性の化成肥料を施すと生育がよくなります。

花のない時期は、半日以上日の当たる風通しのよい場所で管理しましょう。

A-2

キンモクセイ(花)

キンモクセイ(新芽)

新芽

キンモクセイの花芽は、この春から伸びた枝と前年に出た枝の葉のある部分につきます。仙台では新芽の伸びる前、3月〜4月の上旬に剪定を行うとよいでしょう。

葉がたくさん茂ってくる6月頃に刈り込みたくなりますが、春以降に切り詰める剪定を行うと花は減ります。

A-3
クンシラン植物の葉は光の当たる方に伸びます。鉢の置き場所を頻繁に変えたり、狭い場所で暗くなるようなところに置いたりした場合は姿が乱れます。2〜3週間に1回、鉢の向きを180度変えるように管理するとよいでしょう。

A-4
エンジェルストランペット植え替える場所の環境にもよりますが、日差しや風当たりの強い場所、または、水やり不足でしおれる場合があります。順調に育てるためには、直径15cm前後の鉢に植えて根を増やしてから庭に植えましょう。

A-5
ラッパスイセン

スイセンは3〜4年間植えっぱなしにしたほうが群落となって花期も早まりますが、4〜5年以上植え替えをしないと葉が込みすぎて日光不足になり小球ばかり増えて花がさかなくなるので、花立ちが悪くなったら植え替えをします。その場合、葉が三分の二程度黄ばんだ頃に掘り上げ、雨の当たらない場所で1ヶ月くらい陰干しをしてから保管しておきます。

9月頃、施肥をした花壇に定植しましょう。

A-6

キンギアナム

キンギアナム

日焼けしたキンギアナム

日焼けしたキンギアナム

キンギアナムは長期間室内で育てられていたので、急に直射日光にさらされ日焼けをおこしたのでしょう。徐々に日光に慣らしてゆけば夏の直射日光にも耐えられるようになります。

A-7
シンビジウム

花をたくさん咲かせるにはちょっとしたコツがあります。シンビジウムの花は春から伸びた新芽が秋までに充実し、一人前に育った株元から伸びた花茎につけます。新芽は株元の太っている部分の基部から数本出ますが、そのまま放っておくとたくさんの新芽が伸び、秋になっても未熟な株で生育が止まってしまいます。

花を咲かせる株に育てるには、一つの株元に1本の新芽を育てるようにしましょう。株が3つあれば新芽も3本残してみてください。もちろん、肥料は7月までしっかり与えて真夏は日陰に置き、9月上旬までは水やりを毎日行ってください。

A-8
ゲッカビジン

ゲッカビジンは育てる環境により花を年に2〜3回咲かせます。開花しやすいのは6月と10月なので、もう少し様子を見てください。ただし、春に購入したばかりの苗や、置いてある場所が暗すぎると花は咲きませんので、栽培場所を見直してください。

苗の場合は来シーズンの開花になります。

A-9
アジサイ

アジサイは土壌の酸度の違いにより発色が変化します。赤系の品種は中性から酸性で紫似、青系の品種は中性からアルカリ性で紫に変わります。本来の花色を出すためには、赤系品種には腐葉土、青系品種にはピートモスを用土に混入します。

また、3月〜6月頃、肥料として赤系には過リン酸石灰を、青系品種には硫酸カリ1,000倍液を10日おきくらいで施します。

A-10

バラの新梢が急に萎れるのはバラクキバチの被害でしょう。柔らかい茎の先端近くに親虫が産卵し、幼虫が芯を食害します。被害の出た枝は切り取って処分し、ツボミのついた枝は花首近くをリボン状に紙やテープで巻いておくと、親蜂の産卵を防ぐことができます。

茎が固まれば、もう被害は受けなくなります。

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