3日:立春・りっしゅん
寒さも峠を越え、春の気配が感じられるころ。とはいえ仙台はこれからが寒さの本番です。
18日:雨水・うすい
空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるころ。実際の東北ではまだ厳しい寒さが続きますが、窓越しの日差しが暖かくなってきます。
厳しい寒さが続きますが、昼の時間が長くなり、地中では根の活動が始まっています。鉢植えの樹木や、移植後間もない株などは、冬でも水やりが必要です。暖かい日の午前中に、染み込ませるように水を与えます。
油かす主体の固形肥料などを、寒肥として施しておきましょう。地中でゆっくりと分解し、春先の芽吹きのころに効いてきます。
立春をすぎ、室内の日差しが春めいてきますが、夜間は温度が低くなります。植物ごとの最低気温を下回らないよう注意しましょう。水やりは控えめにすると耐寒性が高まります。鉢土の表面が乾いてから2〜3日ほどおいて、暖かい日の午前中にたっぷり与えましょう。
室内でも、窓越しの日光が強くなってくるので、これまでより早く鉢花の土が乾きます。開花中の花は水切れに注意しましょう。
東北地方でも太平洋側の仙台では、2月は晴天の日が多く、土がかなり乾きます。秋植えの球根草花は、乾かしすぎると正常に開花しないことがあるので注意が必要です。特にコンテナやプランターに植えた草花は、屋外にあっても水やりを行いましょう。
暖房で部屋の空気が乾燥します。鉢植え植物は、数株まとめて配置すると、互いの蒸散で湿度が保ちやすくなります。乾燥しがちの部屋では、加湿器の使用もおすすめです。
ほとんどの洋ランは室内の窓辺で、レース越しの日光が当たる場所におきます。特につぼみのある株は、一番日当たりのよい場所に置きましょう。つぼみに十分な日光が当たらないと、本来の花色が出ない場合があります。
ガラス越しの日光が当たる昼間の窓際は暖かいですが、夜には冷え込みも厳しいので、夜間は必ずカーテンの内側に置くように留意しましょう。水は植え込み材の表面が完全に乾いてから、2〜3日待って与えます。この時期はどの種類も肥料は必要ありません。