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ゼラニウムの上手な育て方

ゼラニウム・・・フウロソウ科 地中海西部、アラビア半島からオーストラリアに原生(大半は南アフリカ)

ゼラニウムは、基本的には日向が大好きな植物です。一日を通してよく日の当る場所で育てましょう。日当たりが良いほうが、花色がより鮮やかになる品種があります。ただ、環境に馴染みやすい植物ですので、花数は少なくなりますが明るい日陰でも育てることができます。

ゼラニウム、ペラルゴニウムの種類と系統

  • ゼラニウム(ゾナル・ハイブリッド系)…一般的にゼラニウムと呼ばれているもの。アメリカーナレッド、リオ、チェリーブロッサム、ティファニー、デコレイター、カサノヴァ、ハーモニーなど。
  • モミジバゼラニウム、斑入り葉ゼラニウム…バンクーバーセンエニアル、ステラキャセイ、ミセス・キルター、ハッピーソート、ベタルス、ミセス・ボロックなど
  • ペラルゴニウム(グランディフローラム・ハイブリッド系)
  • アイビーゼラニウム(ペルタツム・ハイブリッド系)
  • センテッドゼラニウム
  • その他の原種系

性質

  • 日当たりが良く、風通しの良いところを好みます。
  • 水はけ、水持ちの良い、腐食に富んだ土壌を好みます。
  • 弱酸性から中性の土を好みます(pH6〜7)。

管理の要点

  • 他の草花類よりも乾燥に強い植物ですが、生育旺盛な時期には水をたっぷり与えてください。
  • 生育適温は16℃〜20℃くらいですので、冬期間は室内での管理になります。

繁殖

  • 種子で増やすこともできますが、挿し木で増やすほうが容易です。
  • 挿し穂の作り方は、花が終わった茎の先端10cmくらいのところで切り取り、先端に3枚くらい葉を残したものを、一日、切り口を乾かして使用します。
  • 挿し穂の作り方は、花が終わった茎の先端10cmくらいのところで切り取り、先端に3枚くらい葉を残したものを、一日、切り口を乾かして使用します。若しくは、切り取った穂の切り口を3時間以上、水に浸したものを使用しても大丈夫です。
  • 差し床の用土配合の目安は、赤玉土(小粒)6〜7割にバーミキュライト又はパーライトを3〜4割を混合した用土、若しくはバーミキュライト単用を使用します。

主な病害虫防除

  • 病害(灰色カビ病、炭そ病、褐班病、モザイク病など)…ベンレート水和剤1,000倍〜1,500倍液の散布
  • 害害(アブラムシ、ハマキムシ、ヨトウムシなど)…スミチオン乳剤800倍〜1,000倍液の散布

鉢植えの用土配合の目安

赤玉土
(中粒)
鹿沼土
(中粒)
腐葉土 ピートモス パーライト 備考
例1 5 1 3 1
例2 3 3 4
例3 6 2 2

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